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日本人客がいない店、沢山いる店、少しいる店 NYに行く目的はジャズを聞くためだけ、その他の理由は一切ない。従って出かけた以上はNYでライヴを聴いているのだという
atmosphere、situation が必要になる。わざわざNYまで行って、人形みたいに首を上下に振っている日本人客を見せられると、俺はここへ一体何をしにきたんだと考えこんでしまう。立ち直れなくなってしまう。で、近年はそのような店へは足を向けない。以下は独断と偏見のジャズクラブ評。 (なお、写真は
Patience Higgins 以外すべて2003年9月撮影) |
| 日本人をまず見かけないジャズクラブ
次に挙げるクラブでは日本人を見たことがない。自分と同じ思いの人はお出かけ下さい。ただし一人で行くか、精々二人までの範囲でお願いしたいものだ。くれぐれも徒党を組んでゾロゾロと行かれることのないように。
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The
Jazz Gallery
ときにベテラン・ミュージシャンが登場することがあるが、ほとんどが新進気鋭。毎日オープンしている訳ではないが、注目すべきクラブである。営業が主目的ではなさそうで、プログラムが良心的。場所がSOHO
の西のはずれ。ハドソン川に近く、キャナルストリートのそば、オランダトンネル入口の真上と言えば、どんな雰囲気の一帯かお分かりになろう。場所が場所なので、NYがはじめてという人には勧めたくない。ハドソン通りをはさんだ真向かいにコンビニ(この場所に1957年から72年の10月まで
Half Note があった)がポツンとあるが、それ以外周辺に店らしいものは何もない。ここから奥は倉庫と工場ばかりで夜間は何が起きても不思議はなさそうなエリア。
最寄り駅 Houston
St ,
or Spring St (x 11pm - 5:30am),

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 この雑居ビルにある
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Miguel Zenon
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Fez
Under Time Cafe
木曜日の晩、定例的に
Mingus
Big Band が出演する。一流ジャズメンの定義は知らないが、レコードのリリース枚数が多いとか、知名度とかを基準にすれば、このバンドには一流もいるし、一流半も二流もいる。現在のフロントは
アルトサックスが Vincent Herring、Jaleel Shaw、テナーサックス John Stubblefield、バリトン Ronnie Cuber、それにトランペット
Jeremy Pelt、ピアノ David Kikowski、ドラムス Jonathan Blake などなど18人ほどの編成。時々 Gary Bartz
や Eddie Henderson, Miguel
Zenon が参加することがある。取り仕切るミンガス未亡人がやや目障りといえば目障り。
表に店の看板は出ていない。Lafayette St. と Great Jones St.(= E.3rd St.) 角の Time Cafe へ入ってその奥の方から階下へ行く。ワンドリンク付きのアドミッションは18ドル。 最寄り駅 8
St NYU (x
12am - 5:30am),
or Astor Place 
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Vincent
Herring, Jaleel Shaw
 Ronnie Cuber
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Up
Over Jazz Cafe
ここはいい店だ。バリバリの黒人ミュージシャンが目一杯のプレイを展開してくれる。値段はとにかく安い。地下鉄でブルックリンの
7th Avenue まで行き、表に出たら通りの真向かいの2階にある。駅から1〜2分。店内は非常に綺麗だし、本当にモダンジャズが好きな方には是非行って頂きたいものだ。表通りの
Flatbush Avenue でもほとんどイエローキャブを見かけないので、帰路もやはり地下鉄。深夜のブルックリンで地下鉄に一人で乗ることがためらわれる人には勧めない。
--> 地図
最寄り駅 7th Avenue 
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Cannonball
Legacy Band
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Vincent Herring & Louis Hayes......Jeremy Pelt
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Zinc
Bar
ビレッジにある店で、お出かけになったことがある人も多いと思う。しかし、過去5回(時期はいずれの年も秋だが)一度も日本人客をみたことがない。ただし、現在「ジュンさん」という若い日本人男性(自称ギタリストとか)が店でアルバイトをしている。演奏は火曜日、水曜日がジャズで、その他はラテン、アフリカンなど。非常にリラックスした雰囲気の店で、ジャズの演奏は当たり前だが本格的なものである。一人で出かけても退屈しない。帰りはタクシーが簡単につかまえられるし手頃な店だ。値段は当然安い。お代わりのドリンクはほとんどが5ドル。
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Alex
Blake
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St.
Peters Church
クラブではないから勿論店ではない。ミッドタウンのシティ・コープ・ビルの中にある教会。ここは知る人ぞ知るといった存在で、頻繁にジャズのプログラムが組まれている。嬉しいことに無料のことも多い。今回
Benny Carter Tribute を無料で聴くことができた。日本人は自分ひとり。Wynton Marsalis, Ray Bryant, Kenny
Barron, Clark Terry, Barbara Lee, Steve Johns, Russell Malone 等々、非常に沢山の著名アーティストのプレイを目の前で3時間半にわたって堪能。公園での無料フェスティバルばかりでなく、こういうのがあるからなぁ、NYには。 Barbara
Lee  
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日本人客が沢山いる店
以下は近年行かないので断言はできないが、どうせ昔と同じだと思う。
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Blue
Note
日本のミーハー観光客御用達の店。昔のビッグネーム出演が売り。コマーシャリズムが第一で値段が高すぎる。多分、現地の日本人相手のツァー業者が企画するプログラムにのって行くのだと思うが、団体さんが多い。なんで、ジャズを聴くのに送迎つきの車でゆくのかねぇ。でなければ、店の外に長〜い行列作って待っているにわかジャズファン。演奏の側も日本人の団体が目の前のテーブルを占拠していれば、それなりのプレイでしょ。
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Village
Vanguard
ここも日本人が多いが、BNとは営業スタンスに大きな違いがある。演奏は良心的なものが多いのでいつも心を惹かれるが、4年前にトミフラを聴いたのを最後に、行ってない。理由は冒頭に書いたとおり。以前に比べて値段はあまり安いとは言えないけれど、Max
Gordon の遺志を継いだ奥さんが、本当にジャズを聴かせるためだけに営業しているという感じがよく伝わってくる。食事などの提供は勿論なし。ウチはレストランじゃないの、ステーキなんぞ食べながら本気でジャズ聴ける訳ないでしょという姿勢やよし。因みにここのウェブサイトには次のようなことが書いてある。でも、店内でハンバーガー売りつける人がいるのかね。あ、そうか、店の入口近くの路上だな、きっと。賞味期限に気をつけましょう。
We
do not serve food. We haven't served food here in 25 years. So if someone offers
you a hamburger, check the expiration date. All ages are welcome,
including quiet children. In accordance with
New York State law, there is no smoking allowed in the club. During performances,
QUIET IS ENFORCED. We're a jazz club, not a chat room. NO
PHOTOGRAPHY is permitted during performances. NO VIDEOTAPING is permitted during
performances. NO AUDIO RECORDING is permitted. Period. And please, NO
CELL PHONES.
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St.
Nick's Pub この店は、ハーレム在住が売り物の例のT氏が企画する「シルヴィアでの食事〜ジャズツァー」で特約しているせいか、近年(特に金曜日)日本人ご一行様が多いようだ。149丁目のこの店の周辺住民の間ではこの日本人団体がすっかり有名になってしまった。自分がでかけたのは10年ぐらい前だったか、演奏はSugar
Hill Quintet の Patience Higgins だったが、内容はウ〜ン???というものだった記憶がある。彼氏、現在はここの他、毎週水曜日にミッドタウンの
Swing 46 にレギュラー出演している。
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昔の Patience Higgins
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日本人客が少しいる店
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Birdland
先月久しぶりにのぞいたが、日曜日でラテンのビッグバンドであった。ラテンジャズというふれこみだが、ジャズの匂いが皆無に近く、昔の有馬徹とノーチェクバーナみたい。キャリオカなんて曲聞かされて落ち込んでしまった。この日、日本人を見なかったがいつもは場所柄でしょうか、知名度でしょうか、そこそこおりますねぇ。注:秋吉敏子ビッグバンドが近く解散するようだ。ファンの皆さん、今のうちですよ。

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Jazz
Standard
ここはいつも思うのだが、演奏者の音量が小さすぎて欲求不満になってしまう。もう来ない!と心に誓ったのにまた来てしまう。それは、たまたまその時の出演者の魅力なのだ。多分この店はプレイヤーに「大きな音を出さないように」と申し渡しているのに違いない。それにおしまいが早すぎる。平日だと10時半閉店。こんなの東京でもないです。もう行かない!

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Bud
Shank & Ray Drummond |
Iridium
引っ越してからは行っていない。高いし、前売りの切符とかミュージカルじゃあるまいし。そのような大仰な営業スタイルがまず気に入らない。タイムズスクェアに近い所にあるのだが、ブロードウェイに面した入口の横に映画館みたいな切符売り場の窓口があって、昼間からお兄ちゃんが番をしている。なんでこんな場所に作るのかねぇ。半世紀以上も前のジャズ華やかな頃を演出しているつもりかも。昔のスター、今のスターと出演プレイヤーは有名どころをブックしているけど、恐らく本当のジャズ好きは行かないんじゃないの。
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Lenox
Lounge
この店では日本人客をたまに見かけるけれど、早い時間に引き上げてしまうようだ。金曜日、土曜日は、壁面に黒白の縞模様を施した奥のゼブラルームを使って演奏するためよいのだが、その他の日はそうではなく、入口右手がステージで道路に面したガラスを背に演奏が行われる。演奏していようがいまいが、近所から集まった兄ちゃん、姉ちゃんが大声で騒ぎ、とにかくやかましいことこの上ない。単なる居酒屋で、ライブハウスとはお世辞にも言えない。シカゴの
Andy's を思い出させる。で、行くなら金曜日か土曜日に限る。 125丁目はハーレム一番の繁華街だ、昔と違って安全だ、と評判だが、そこはやはりハーレム、特に夜間は今でもタクシーが全く通らない。深夜の交通機関は地下鉄のみである。60ブロック以上歩く自信がある人はその健脚を誇示するのも一興。恐らく色々な体験ができそう。
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最寄り駅 125 St
(Stops
all times), (x
11:30pm - 6:00am) |
Smoke
開店から2〜3年は何度も出かけた。スーパースターこそ出演はしないのだが、金曜日、土曜日(場合によっては木曜日も)にかけてちょくちょく一流ジャズプレイヤーが出るので魅力的なクラブだ。
ただ、これ以外の日は曜日毎に違うけれどもこの何年も同じグループで固定しておりマンネリ化しているのは否めない。 照度が暗くいかにもジャズクラブという雰囲気が横溢しており、初めてのひとにはおすすめ。地元の人たちがジャズとウィスキーに酔ってピーピーと口笛をならし、イェーイと大きなかけ声をかけると雰囲気は最高潮に達する。日本ではこういう場に巡りあえない。
最寄り駅 103 St (Stops
all times), (Stops rush hours only)
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