さて、ハーレムにお住まいのさるフリ−ライターと称するK.D.なる女性が私設サイトにおいて次のように断定している。
(前略)ニューヨークはジャズの本場だと、よく言われる。けれどジャズのそもそもの演
り手であった黒人はR&Bかヒップホップに流れてしまい、ジャズを演る若手
ミュージシャンは、今ではもうほとんどいない。ジャズ・クラブに行ってみて
も、多くのバンドは年配の黒人と若い白人(時折日本人)の混合編成だ。そして
観客は日本とヨーロッパからの観光客。これが“ニューヨークのジャズ”の現状。(後略)
もし、これにお気づきの諸兄はこんな文面を鵜呑みにしてはいけない。この人のいう年輩、若手の年齢的定義はどうか知らないが、小生の知るところ多くのステージで20代、30代の黒人ミュージシャンが頑張っている。もちろんハードバップ全盛時に既にビッグネームだった60代、中には70代の人もいるけれども。また、確かに白人、日本人のプレイヤーも少なくはないのも事実だ。ヒップホップの方が大勢派なのも無論承知している。おそらくはこのお方、たまたまお出かけになった何軒かの数少ないクラブをもってニューヨークのジャズシーン全体を語っている。ハーレムの日常生活や裏通りのことについては毎日そこに生活していれば、誰だって
精通するのは当たり前じゃい。 書くのならその範囲にしときゃいいものを。
ビバップとハードバップの違いも知らずして ジャズを語って欲しくない。初めてニューヨークへジャズを聴きにゆこうとする若者の判断を誤らせるだけだ。スタンダード・ソングではないが、まさに It's a sin to tell a lie
しかし、しかしニッポンという国は面白いというか、なんというか。 ある人によれば、
今日では「嘘」は日常的会話の冒頭に登場するようになっており、それと同時に「嘘」は
「罪」どころか、 「感動」を伴うものになっている。「えっ、うそ〜」では語尾が下がり、
「うっそだろ〜」では鯛の活け作りのしっぽのように語尾ははね上がる。
「ゆうべ見た映画、すごっく良かった」 「えっ、うそ〜」 これは、映画の良さを疑っている
のではなく、「それは良かった」あるいは「そんないい映画を私は見逃して残念」という
意味である。
んだそうである。 フーンなるほど恐れ入谷の鬼子母神。
しかしアゲイン、冒頭のはこれと違う。感動モンの嘘じゃぁありません。で、重ねて申しあげる.
賢明なる諸兄、前述のフレーズ、鵜呑みにするべからず。
ああ腹が減った、ではなかった、腹が立った。