Letter from TAI-HEY whom I've never seen, but I guess he's a young and nice guy!
その2 (received Dec. 18, '02)

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TAI-HEY, Autumn, 2002

今回2度目のNY 一応新婚旅行という事で行って来ました!

前回味わったNYの空気や音楽が忘れられず、また音楽鑑賞中心のツアーでした。

フロリダの知人を訪ねた後国内線でNYに移動。 タクシーで空港からマンハッタンへ・・・。

しかしここに来て、同じアメリカでも道路事情が全然違うことを改めて思い知らされた。 すごく運転が乱暴な上にこの渋滞。警官のいい加減な交通整理。ぶつかりそうな割り込みは当たり前、 これでなかなか事故が起きないのはたいしたものです。恐れ入りました。

自分たちが泊まったのは、韓国街の古くて汚いホテル。 それでも便利な場所で、食事も割と口に合う韓国料理の店が近くに多かったので困りませんでした。


前回外観を見るだけだったハーレムのアポロシアターについに入りました。

日本からチケットマスターでアマチュアナイトを予約してから行きました。 Aトレインでダウンタウンから125stへ。 前回一人で乗ったから少しは慣れましたが、 ちょうど黒人達が仕事を終えて家路につく時間帯、地下鉄の車内は当然自分ら以外は黒人ばかりでした。 駅を降りて階段で地上に出ると、そこは栄えているハーレムの125st。 いくら近年安全になったとはいえ、北の方の路地を見ると薄暗く、踏み込めないような、そんな空気を感じました。

アポロシアターの窓口には大勢並んでいましたが、自分たちは予約をしていたのでクレジットカードを見せて「Will Call」 これはミュージカルや他のライブもそうだったんですが、並ばなくて良いので非常に便利です。 アマチュアナイトというのは、要は日本で言う「のど自慢」「コンテスト」のようなものですが、 入賞は観客の反応で決まるのでとてもにぎやかです。 素晴らしいものには惜しみない賞賛、認められないものには容赦ないブーイング。 中にはちょっとかわいそうなんじゃないかと思うぐらいブーイングを浴びた出演者もいました。 しかしこのような厳しい明確な反応が有る文化の中で、洗練されたものが生まれるのだなとつくづく感じました。 「ブーイングや拍手で評価してしまう観客がアマチュアだから・・・」という意見も有りますが、どうなんでしょうね。

日本人は信者でもないのに、音楽として、観光目的としてゴスペルを聴きますが(自分もその一人です)、 何故かいつも心動かされてしまいます。 この日の出演者もゴスペルを唄う人が多く、素晴らしい歌に感動しました。 もちろんサウンドとしても素晴らしいのですが、一生懸命生きているという熱意というか、魂を感じます。 ステージでは最新の楽器(キーボード)を数台使い、とてもしっかりとした編成でした。 結構経費をかけているのでしょうか・・・。自分の想像をはるかに上回った豪華さでした。 そういえばハーレムの大通り、125stのような所は、3年前に比べると新しい店もできて、 ずいぶん綺麗になった気がします。けっこう新しい車も多く走っていました。 現地の日本人によると、ハーレムの住人がすべて貧しい事は無い、裕福な住人も沢山いるとの事でした。


イリディアムというJAZZCLUBにジミー・スミスを見に行きました。

10年ほど前、日本で見た時に大変ユニークなパフォーマンスと素晴らしい演奏に 圧倒されたので、またニューヨークで見ようと思ったのです。 さすがにお歳を召されて、落ち着いた演奏で、若手のミュージシャンに振ったり、 余裕の貫禄のセッションという雰囲気が感じられました。 このイリディアムという店は、食事をしないとかなり後ろのバーカウンターに座らされる可能性が高いので 注意が必要です。 前回来た時は見なかったミュージカルを妻のリクエストも有り、観劇してみました。 初心者向きとよく言われているので「美女と野獣」を。 正直ストーリーは知っていますし、全編英語なので眠くなってしまいましたが・・・。 生演奏の歌と音楽が非常に良かったです。 また、音楽のクォリティが高い上に劇に完全に同期しているので感動も大きいです。 それにしても、少し寝てしまったり、起きて感動している自分がとても変に思えました。 以前、朝まで入り浸っていたJAZZCLUB「スモールズ」にまた来ました。 テロの影響か、以前よりあまり客が多くない気がします。 3年前は列ができていて夜中まで中に入れなかったのですが、すんなり入れました。 しかし客が少ないと思いきや、日本人の普通の観光客が大勢いました。 結構マスコミに紹介されていたからでしょうか、不思議ですね。 何時間か見たあと、かなり待たされそうだったので、なんとなく今回はセッションに参加しませんでした。

残念ながら自由の女神の展望台は
封鎖されていて上れませんでしたが、


エンパイアステートビルの展望台には上れました。 南の方にツインタワービルが見えないのを除けば、相変わらずの絶景。 夕暮れ時に展望台まで上ったので、観光客は夜景を楽しんでいました。 記念撮影で写るはずのツインタワーが無いと、とても寂しく思います。 ワールドトレードセンター跡の「グランド・ゼロ」に行きました。 地下鉄の最寄り駅も修復してオープンしていたので利用しましたが、すこしまだ傷跡が残っています。 何もない更地になった跡地をフェンスが取り囲み、そこに追悼の意を表したTシャツや花束でぎっしりと掲げてありました。 自分たちは、このような事が繰り返されないよう祈りました。 悲愴感が漂う中、記念撮影で笑顔のポーズを取る外国人も居たり、複雑な心境です。

再びハーレムに出向き、ゴスペルソングのレッスンを体験できる教会に行きました。

その教会は小さく、アパートメントの一室でしたが、隣は麻薬中毒患者のリハビリ病院でした。 そこには居ませんが、リハビリとして、社会復帰のためにゴスペルを唄うコーラス隊が有るそうです。 牧師さんの心地よい音色のハモンドオルガンでレッスンが進みました。 外に出ると、夜だと危険を感じていた裏路地ですが、昼間で天気も良いせいか、とてものどかな風景です。 最終日には別の教会でゴスペルを聴くために日曜礼拝を見学させてもらいました。 何回見てもやはり素晴らしいと思うばかりです。 ただ最近、インターネット等で礼拝の映像や録音が出回ってしまっているようなので、 残念ながら撮影や録音はできませんでしたが・・・。 その日の夜、レノックスラウンジというJAZZCLUBでボーカルセッションが有るということで 楽しみにして行きました。 この店は駅から近いから大丈夫だろうと思い、地下鉄で行きました。

ここから南西の地区は確か危険だから行かない方が良いとガイドブックに書かれていたような・・・。

しかしイエローキャブも来ないこの地区の店に、なんと日本人の女性が何人も居るではないですか。 彼女たちはジャズボーカルが好きで、黒人の伴奏で唄うために来ているらしかった。 自分も以前、一人でセッションに参加したのであまり言える立場では無いが、 夜のハーレムにまで来て、どうして日本人の唄を聞きたいと思うでしょうか・・・。

地元の人たちの唄を期待してきたのに、ニューヨークの最後の夜を締めくくったのは、 何とも言えない日本人女性の唄でした。 日本のジャムセッションでもよく遭遇するこのような場面。 その唄を聴いて苦しんでる様子の自分を見た隣の黒人が笑ってました。 もちろん、現地で頑張る日本人ミュージシャンには敬意をはらい応援しますが、 お姉さん達、唄の方はもうちょっと努力したほうが・・・。
自分もそう思われないように努力しようと考えながら、次回ここに来る時は必ず普通のライブに来ようと心に誓いました。

帰り際、地下鉄に乗るのもちょっと遅いかなと思う時間帯。

店から出ると、いきなり車にクラクションを鳴らされました。 その運転手は車を止めて何か話しかけているが、どうやら白タクのようです。 乗ろうか迷ったが安全かどうか判断できないので、結局地下鉄でダウンタウンまで帰りました。 そういえば、手を挙げて止まった車が白タクだという話しを聞いたことがありますが、 白タクを呼ぶなら店に呼んでもらった方が無難だと思います。

ニューヨークは2回目で、だいぶ余裕の観光ができるようになってきました。 しかしその一方で、 堂々と行われている車上荒らし、路上には大量のゴミ、鳴りやまないクラクション、 激しい渋滞。 物乞いに話しかけられる事3回。 「英語がわからない」「日本人です」と言うか無視することで逃れられましたが。 それでもやっぱりまた来たくなるような、不思議な魅力を感じます。 テロなど悲しい事件も起きたけど、それでも様々な人種の人たちが復興しよう頑張っているような、 日々努力して生活していて、その人間模様が垣間見れらる離れがたい都市だと思います

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